症状

発症後は神経に沿った発疹や痛みが特徴的です。多くの人は完治しますが、20%の人は帯状疱疹後神経痛に移行します。帯状疱疹後神経痛は皮膚の外見はキレイにもかかわらず、ピリピリした痛みを特徴とします。幻肢痛のような異常感覚をイメージすると分かりやすいです。

診断

帯状疱疹は外見でほとんど判断できます。逆に言うと、外見がキレイで違和感がある人の診断は困難です。違和感の数日後に、発疹が出現することもよくあります。

①表面の発疹
②発疹のウイルス量を測定
③血液検査による抗体価の測定

治療

まずは、抗ウイルス薬を投与し経過観察します。しかし、痛みを伴う場合は抗ウイルス薬に加えて鎮痛剤や神経ブロックを併用することがあります。ポイントは帯状疱疹後神経痛へ移行させないことです。

帯状疱疹治療薬

①アメナリーフ(アメナメビル)
②ゾビラックス(アシクロビル)
③バルトレックス(バラシクロビル)

帯状疱疹後神経痛

①カロナール(アセトアミノフェン)
②リリカ(プレガバリン)
③タリージェ(ミロガバリン)
④トラマール(トラマドール)
⑤神経ブロック注射
⑥イオントフォレーシス