睡眠薬

作用

私たちの睡眠にはホルモンが関与しており、そのホルモンの受け皿である受容体が睡眠のカギを握っています。睡眠を改善させるためには、神経をリラックスさせるGABAの増強、睡眠時に分泌されるメラトニン作用の増強、覚醒に関与するオレキシンの抑制が必要です。

①神経をリラックスさせるGABAの増強
・マイスリー(ゾルピデム)
・アモバン(ゾピクロン)
・ルネスタ(エスゾピクロン)
・ハルシオン(トリアゾラム)
・デパス(エチゾラム)
・レンドルミン(ブロチゾラム)
・サイレース(フルニトラゼパム)


②睡眠時に分泌されるメラトニン作用の増強
・ロゼレム(ラメルテオン)
・メラトベル(メラトニン)※(2021年2月 小児の神経発達症のみ保険適応)


③覚醒に関与するオレキシンの抑制
・ベルソムラ(スボレキサント)
・デエビゴ(レンボレキサント)
※オレキシンを抑制するとレム睡眠が増加し、夢や悪夢の頻度増加

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