帯状疱疹後神経痛

症状

発症後は神経に沿った発疹や痛みが特徴的です。多くの人は完治しますが、20~30%の人は帯状疱疹後神経痛に移行します。帯状疱疹後神経痛は皮膚の外見はキレイにもかかわらず、ピリピリした痛みを特徴とします。幻肢痛のような異常感覚をイメージすると分かりやすいです。

診断

帯状疱疹は外見でほとんど判断できます。逆に言うと、外見がキレイで違和感がある人の診断は困難です。違和感の数日後に、発疹が出現することもよくあります。

①表面の発疹
②発疹のウイルス量を測定
③血液検査による抗体価の測定

治療

まずは、抗ウイルス薬を投与し経過観察します。抗ウイルス薬は発疹が出現してから、72時間以内に投与することが望ましいです。また、痛みを伴う場合は抗ウイルス薬に加えて鎮痛剤や神経ブロックを併用することがあります。ポイントは帯状疱疹後神経痛へ移行させないことです。発疹が出現してから、すぐに治療を開始すると帯状疱疹後神経痛が残りにくと言われています。

帯状疱疹の治療薬
①アメナリーフ(アメナメビル)
②ゾビラックス(アシクロビル)
③バルトレックス(バラシクロビル)

帯状疱疹後神経痛の治療
①カロナール(アセトアミノフェン)
②リリカ(プレガバリン)
③タリージェ(ミロガバリン)
④トラマール(トラマドール)

⑤麻黄附子細辛湯
⑥桂枝加朮附湯

⑦ブシ末
⑧スーパーライザー
⑨イオントフォレーシス

⑩ブロック注射

疾患

前の記事

慢性疲労症候群
ワクチン

次の記事

帯状疱疹ワクチン