高血圧症

症状

基本的に血圧が高い状態で症状が出ることはほとんどありません。症状が出る時は、頭痛、めまい、頸の痛みが多いです。しかし、症状がなくても高血圧によって引き起こされる脳卒中、心疾患、腎機能障害、血管病変に発展すると重篤な転機を辿るので予防が必要です。

診断

診察室では140/90mmHg、自宅では135/85mmHgを超えると高血圧と診断されます。しかし、診察や健康診断の時は、急いで受けたり緊張したりと血圧が上がりやすい状況にあるので、一概に高血圧とは言えません。なので、自宅で起床時と就寝前のリラックスした時に測定することをオススメします。多くは、2週間または1か月間測定し平均を取って判断します。

治療

まずは、最も負担の少ない食事・運動療法を提案します。食事ではナトリウムつまり塩分制限です。運動は有酸素運動を中心とし、体重を減らすこともを目標にします。しかし、食事・運動療法で改善しない場合や血圧の平均値が200近い場合は速やかに内服薬を開始します。

内服薬処方例
①ノルバスク(アムロジピン)
②ミカルディス(テルミサルタン)
③ラシックス(フロセミド)
④メインテート(ビソプロロール)
⑤カルデナリン(ドキサゾシン)

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